デュ~クメモ

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添加物が表示免除されるケース

(2014.04.27作成~2015.03.27更新)

食品の表示ラベルには、原材料の他、使用している添加物も記載されている。

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場合によっては、記載しなくてもいいケースがあるそうだ。

インチキなので、調べてみました。

 

<キャリーオーバー>
食品の原材料の製造または加工の過程において使用され、効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていないもの。
例えば、原材料に「しょうゆ」と記載されている弁当があって、「しょうゆ」自体の製造段階で添加物として「保存料」が使用されていても、「しょうゆ」を介し て弁当に持ち込まれる「保存料」の量は非常に少ないので、弁当の原材料表示に「しょうゆ」で使われた「保存料」の記載は免除される。
具体的には、しょうゆの原材料(大豆・小麦・食塩・保存料)であったとしても、しょうゆを使った弁当の原材料表示には「しょうゆ」としか記載されない。(詳細は免除される。)
内閣府令第45号第1条第2項第5号

参考資料:
・食と消費者の権利 20091001 p211

これが許されるのなら、一旦加工食品としてバラで買ってきて組み合わせれば、使用している添加物を隠すことが出来る。インチキし放題である。

 

<加工助剤>
製造過程で使用した添加物が加工後に除去されたり、他の成分と同質になる場合は、表示義務は免除される。
例えば、カット野菜の「次亜塩素酸」や、スパゲティをゆでる際に使用した「ゆで汁」(日持向上剤/pH調整剤などが含有)は、加工後に除去されるので表示義務は無いが、実際は相当量が食品に吸収されている。
また、「pH調整剤」などの食品添加物は水に溶けにくいものもあり、溶剤が必要となる。
主にアルコールが使用され、例えば「PG」(プロピレングリコール)は、pH調整剤の溶剤として、立ち食いそばの生めんに使用されているが、これらの溶剤も「加工助剤」とみなされ、原材料表示の義務が無い。
酵素も加熱後に失活するので、表示義務がない。
内閣府令第45号第1条第2項第5号

加工助剤の例:
・カット野菜・うどんの漂白剤として「次亜塩素酸」
・めん・パスタのゆで汁に含まれる「pH調整剤」およびその溶剤である「プロピレングリコール
・豆腐の消泡剤として「シリコン樹脂」
・お米を炊く時に入れる炊飯添加剤として「炊飯油」「酵素製剤」(炊飯ミオラなど)
・古米を新米に見せかける「精米改良剤」(リン酸塩・甘味料)
・肉を柔らかくするために使用する「タンパク質分解酵素」(パパインFなど)
・パンのふっくら感を出すために使用するパン生地改良剤として「臭素酸カリウム

参考資料:
・食品のカラクリ 20080802 p15
・食と消費者の権利 20091001 p73・210
この加工助剤が一番怖い。表示義務がないから入れ放題である。
(残存していてもばれないだろうし・・・)

 

<一括表示>
似た効果の物質の合剤の場合、グループとして一括表示されている。
例えば、
アミノ酸等 ← グルタミン酸ナトリウムイノシン酸ナトリウム、リボヌクレオチドナトリウムなど
・pH調整剤 ← 酢酸ナトリウム、グルシン、リンゴ酸、メタリン酸ナトリウムなど
※元々は 食品衛生法施行規則第21条・別表第8にて規定されていた。2011.08.31に内閣府令に移行、09.01~施行(菅政権時)内閣府令第45号第11条・別表第5
 よりインチキしやすいよう規則→内閣府令に移行した可能性がある。(勝手に改正しやすい)
参考資料:
・食品の裏側2 実態編 20140328 p2562/2699(93%)
・食と消費者の権利 20091001 p73

 

<製造直売・対面販売>

品質表示自体が免除。
弁当や惣菜を製造し、その場で販売する業態(製造直売)の場合は、原材料表示義務が免除される。
※加工食品品質表示基準 第3条
従って、弁当を製造直販したり、外食(ファーストフード店、ラーメン店等)では、どんな添加物が入っているか公開しなくて良い。
店頭では表示義務はなくても、Webサイトで公開するべき。今後自主的に公開するチェーン店が増えてくることを願う。

 

客に答える義務も無いようなので、対面販売はインチキし放題である…

 

<その他添加物が表示免除されるケース>
上記以外にも、添加物の表示が免除されているものは以下の通り、

・包装されていない(ばら売り)または、包装が小さい(30cm2以下)
 ※内閣府令第45号第16条・厚生省告示第180号。かんきつ類やバナナ等に使用されている防かび剤は表示義務あり

・栄養補助剤(サプリメント) ※内閣府令第45号第1条第2項第5号

・大豆製品(豆腐・みそ等)、トウモロコシ製品など

内閣府令第45号第11条・第1条第1項第12号・別表第1
遺伝子組換え作物等は別途JAS法で表示義務があるので、2重規制を避けているものと考えられる。


・かんきつ類やバナナ・りんご、ももなど
内閣府令第45号第11条・第1条第1項第11号ハ 防かび剤は表示義務あり。
輸入バナナに防かび剤以外の添加物が入っていても表示義務はない。インチキし放題である。

 

【おしまい】

 

参考サイト:

食品添加物の表示方法|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局